Power Mac G4 Digital Audio 466MHzの電源ファン異常

ある時Macからブブブーっと異常な音がしだした。で、音源を突き止めるとどうやらMac背面にある電源の排気ファンから音が発生しているみたいなので、これはゴミだな!と思いエアスプレーでファン部分をひと吹き。
その時はそれで直ったのだけど、またしばらくしてからあの音が…
で、原因を突き止めようとファンを分解してみると、どうやらファンの流体軸受け部がおかしいみたいで、軸受け部にグリスをほんの少し足してやると症状はぴたりと止んだ。
が、数ヶ月後またあの症状が…もうファンが寿命なのか?と思い、ネットで同じ症状の人がいないか調べることに。
すると他にも同じ症状のひとが結構いることが判明。結果ファンを交換するしか手がないみたいなので静穏化をかねてファンを交換することに。
あと、CPUをSonnet製の1GHzに変えてから温度の方も気になっていたのでこの機会に温度計を増設することにしました。

で購入したのが写真の2点。Scytheの鎌風の風8cmファンとサーミスタ式温度計2ヶ。全部で3000円ちょいくらいです。

早速ファンの交換に取りかかりMacをばらしていきます。ちなみにMacを分解するのにはドライバーと六画レンチが必要です。今回は内部の掃除も兼ねているので内蔵の12cmファンの裏側部分にあたるカバーもはずします。
するとびっくり!ほこりが溜まって綿状になってるじゃないですか!よく調べてみるとMacの底面には吸気用の穴が開いているのですが、実は本体とプラスチックのカバーの間からも吸気してるみたいなのです。ここは盲点でした。なので後でほこりよけのフィルターを付けておきます。


作業途中のMac。この反対側の側面に恐ろしいほどのほこりが…

で、ファンを無事に装着し回転速度調整用のつまみをMac正面のスピーカー部に穴を開けて取り付けることにしました。(内蔵スピーカーなんてほとんど使ってないので。)

そして温度計のセンサーを電源ケースの内部とCPUのヒートシンク裏側に取り付けて、温度計本体をフロントのCD-RWドライブの下にある空きベイ部分にアクリル板をくり抜いて取り付けます。


写真ではまだ1つしか温度計がついてません…

そして作業終了。Macを起動すると…おおっ静かだ!背面ファンが正常だった時と比べても格段に静かになってます。温度は電源ケースの中が37℃〜47℃くらいで、CPUは40℃半ばくらいでしょうか。ファンの回転数は最大にするとさすがにうるさいですが温度変化をみる限り5割くらいの回転数で十分なようです。
このくらいならほとんどファンの風切り音は気になりません。
結果背面ファンの交換は大成功でした。しかしいくら静穏ファンといえども回転数が高いとそれなりに音は出てしまうので、交換するなら低回転か、速度調整の出来るものがいいと思います。

 

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