2006 「Power Mac G4 水冷化」ポンプ交換

 

PowerMacG4を水冷改造してから早くも1年が経過。その間クーラントが少しづつ減っていく以外は特に問題もなく、快適にすごしてきたのですが…

が…しかし!

今年の2月頃、なんとポンプ内にカビらしき物が繁殖していることが発覚!
それでも流水量はが減っている様子はなく、CPUの冷却も特に問題がないのでしばらく様子を見ることにしていたのですが…
春になり室温も上がってくると日ごとに流水量が減っていくではないですか!
これはマズイ!?と思い、なんとかしてカビを除去する方法を考えたのですが、ポンプユニット自体が完全密封設計なのでそう簡単にはバラせません。
そこでカビなら漂白剤で分解できるのでは?と思い「キッチンハ○ター」を少量ポンプ内に注入してみました。(半分ヤケになってます。)すると、時間をおくごとにカビの色が漂白されて色が白くなっていくのですが…

結果、カビは白くなるだけで取り除くことはできませんでした…

もう新品を買うしかないのか…とカビの除去をあきらめ、ネットでポンプのみを単体で購入することに…しようと思ったのですがこれがまた結構高い!(他社製品が)
なのでオークションで同じモデルのポンプを探すことに変更。

その後、なかなかこれだ!という商品が出品されず、春も終わりかけの頃、ポンプの様子を見ると春先よりもさらに流水量が落ちてきてるじゃないですか!
購入当初は勢いよくポンプ内を冷却液が循環していたのに、今ではチョロチョロと流れるのみ。それにポンプの回転数も落ちている様な感じで、これはもう余命あとわずかな状態!
やっぱり素直に新品を買っときゃよかったーと今更後悔しても遅いのですが、タイミングよくオークションで手頃な商品が出品されたので即ゲット!
なんとこの水冷キットと同じモデルの9cmファンタイプ(3R System Poseidon WCL-02 90Cu)を手に入れることに成功。(しかもフルセットで未使用)





漂白剤投入後のポンプ。ほんの少ししか漂白剤は入れてないのですが、カビはなくなりませんでした…クーラントもほんの少し色が薄くなってます。
数日後、商品が届きさっそくポンプの交換をすることに。
で、まずはクーラントを抜かなければいけないのですが、ポンプの電源はMacの内部から持ってきているので、外部の電源を用意しなければいけません。そこで、身の回りにある家電のアダプターをかたっぱしから探して、出力容量がDC12V-700mAという物を使用することに。これをいらないスピーカーケーブルで直につなぐと…(DCなので+と-の極性があります。)見事にポンプが動きました。
後は戻り側のチューブをポンプから外し、空のペットボトルに突っ込んで液を抜きます。
次に液が抜けたらポンプに精製水を流し、チューブや水枕等の水路を洗浄します。

後は、新しいポンプを組み付け、きれいなクーラントを入れれば作業終了。







電源に使ったACアダプター。





こんな感じでACアダプターとポンプの電源コードをつなぎます。

非常に危険なのでマネしないで下さい。





抜き取った古いクーラント。結構量があります。




 

以上をもってポンプ交換作業終了!



ちなみに今回の作業ついでに、更なる静音化の為、内部12cmファンを交換し、ファンコンを追加。ファンノイズもほとんど気になりません。(ファン最弱回転時)
ちなみに現在の CPUの温度はOS X起動のnapがONの時で室温+2〜3℃、napがOFF、または高負荷時、OS9使用時で室温+10〜15℃くらいでしょうか。写真の本体右下がCPU、左が電源BOXの排気ファン付近の温度です。室温は28℃でした。

 

注意!!

水冷化は各自の責任にて行って下さい。またこの改造は自己流なので 自信の無い方は純正のパーツ等を使用したほうが無難だと思います。あくまで参考としてなので、Mac本体および水冷キットの故障には一切責任を負いません。
よろしくお願いします。

 

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