ipod 4G液晶交換 その1

2ヶ月ほど前、仕事場でipodを聴いていた時でした。
ちょっとしたきっかけでヘッドホンのコードをひっかけてしまい、デスクの上からipodが床に落下!と、ここまではよくある話。
しかし、運悪く角からではなく正面から床に激突。まるでプールの飛び込みに失敗して腹を思いっきり打ち付ける様なビターンと乾いた音が…

まぁこの程度で壊れるなんてことはないだろうとipodを拾ったら…

液晶が割れている!!!
もちろんAppleに持って行ったって無償交換が無理なのは知っている。かといって有料の修理に出したって下手するとnanoが買えるくらいの修理代はかかるはず。

という訳でしばらくこのまま使っていたのですが、なんといってもバッテリーの残量がわからないのは困りモノです。家の中では問題ないけれど外に持ち歩いてこそipod!という訳でだんだん我慢できなくなってきました。

割れた液晶。日ごとに右のシミが大きくなってきます。

で、ネットで色々探していると海外のサイトにこんなものが。調べてみると他にも同じ様なサービスをしている会社が沢山あります。しかし液晶単体でも70ドル前後。交換作業を含むと120〜150ドルくらいが相場。これでは日本で修理にだしても変わらない…
そこで、思い切ってオークションでジャンクipodを手に入れて自分で交換することに。
で、数日後ジャンクの第4世代ipod 20Gを8000円で落札。ついでにipodの分解に必要な工具がほしいのでパワーサポートでバッテリー交換キットとトルクスレンチを購入。




バッテリー交換キットはともかく、液晶の交換にはトルクスレンチが必要です。


ipodのカバーを開けた時につかうクサビです。使い終わった定期とかテレカとかで十分。

早速作業に入るのですが、カバーを開けるのに以外と手こずりました。
開け方の手順としてはipod横のすきまにオープナーを差し込み、少しづつ隙間を広げていくのですが、カバーを痛めない様に弱い力でちまちまとやっていたら中々開きません。結構思い切って力をかけないと逆にオープナーを痛めてしまいます。詳しいカバーの開け方はパワーサポートさんのサイトを見てください。

で、無事にジャンクipodのカバーが開きました。(HDDも既に取り外してあります。)ここで注意しなければいけないのは写真赤丸部分のリボンケーブルなんですが、これが本体から取れてしまうと素人では取り返しのつかない事になってしまいます。なので何か固定するものをカバーにあてがってセロテープ等で固定しときます。写真ではエアスプレーの管を使ってます。

次に、トルクスレンチを使って基盤を固定しているビスをはずします。ここは特に苦労しません。で、写真の様に液晶を外すのですが、基盤もまた、本体正面のタッチホイールとリボンケーブルでつながっているので基盤を少し持ち上げて隙間をつくり、液晶を取り出します。

液晶を外す時は、写真赤枠部分の爪を上に起こします。これをしないとコネクタから液晶のリボンケーブルは外れません。後はこのケーブルをそっと引き抜くだけです。

やっと液晶が外れました。


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